英会話おもしろ記事⑥

「onomatopoeia(オノマトピア):擬音語」を楽しもう!

英語でカエルの鳴き声「ゲロゲロ」は何て言うか知っていますか?

鎌倉市大船の英会話教室、ユリシーズ英語・英会話で講師をしていますNaokoです。

今日は「onomatopoeia(オノマトピア):擬音語」についてお話ししたいと思います。
英語で書かれた絵本などを見ていると、よく出てくることがありますね。

 

onomatopoeiaって何?
まずはonomatopoeia についてお話します。
onomatopoeiaとは「擬音語」という意味の単語です。
擬音語とは、「実際の音をまねて言葉とした語。」(広辞苑より)のことです。
日本語でも、ネズミの鳴き声を「チュウチュウ」と表現したり、雨が「ざあざあ」降ると言ったりしますよね。
そして英語でも、このような擬音語の表現があります。

 

英語のonomatopoeia
特に多いのが、動物の鳴き声を表すonomatopoeiaでしょうか。
早速、具体的に見てみましょう。

 

・犬 dog
犬の鳴き声は日本語だと「ワンワン」ですが、英語だと「bow-wow(バウワウ)」になります。
因みに、「bow-wow」 は大型犬の低い鳴き声で、中型犬は 「woof (ウォーフ)」、 甲高い鳴き声のキャンキャンは 「yap (ヤップ)」と言います。

 

・ニワトリ rooster(雄鶏、ルースター) / hen(雌鶏、ヘン)
ニワトリの鳴き声は日本語では「コケコッコー」ですが、英語で(特に雄鶏、rooster)は「cock-a-doodle-doo(コッコ・ドゥドル・ドゥ)」と言います。
因みに雌鶏、henは「cluck(クラック)」になります。余談ですが、この単語には「舌打ちする」という意味もあります。

 

・ブタ pig
ブタは日本語では「ブーブー」ですが、英語では「oink(オインク)」になります。
俗語ではoinkには「おまわり、ポリ公」という意味もあります。

 

・カエル frog(フロッグ)
カエルは日本語では「ゲロゲロ」ですが、英語では「ribbit(リビット)」と表します。
また、「croak(クロゥク)」もカエルが鳴くという意味があり、動詞として下記のように使います。
A frog croaks.「カエルが鳴く」
日本語とは違った言い方も多くあり、面白いですね。

 

気を付けたい日本語と英語のonomatopoeia表現
日本語は擬音語表現が、他の言語より豊富だと言われています。
つまり、日本語では擬音語を使って表す言い方が、英語ではマッチする擬音語がない場合も多いということです。
例えば、「彼女はいつもニコニコしている」という文を英語にすると、
She is always smiling.
日本語の擬音語、「ニコニコ」に直接あたる言い方は英語にはないので、smileで表します。
日本語の表現に捕らわれ過ぎずに、言いたいことをシンプルに英語にする柔軟さも英語学習ではとても大切になります。

 

他にもたくさんのonomatopoeiaがありますので、ご興味ある方はネットで一度チェックしてみて下さい。

 

それでは、また。
So many countries, so many customs. (所変われば品変わる)