英会話おもしろ記事⑤

「mnemonic(ニモーニック):語呂合わせ」って面白い。

ニモーニックを使って、英語で惑星の名前を覚えてみよう!

鎌倉市大船の英会話教室、ユリシーズ英語・英会話で講師をしていますNaokoです。

今日は「mnemonic(ニモーニック):語呂合わせ」についてお話ししたいと思います。
実は英語でも語呂合わせで覚える暗記法があります。

 

mnemonicって何?
まずはmnemonicについてお話します。
mnemonicとは「記憶を助けるもの」という意味の単語です。
そこから、単語の頭文字や字数を利用したり、あるいは連想しやすい内容の文にしたりして記憶を助けるものを表します。
つまり、簡単に言うと英語版の「語呂合わせ記憶法・覚え歌」のことです。

 

日本語でも、歴史の年号を記憶するのに、「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」なんて、学生時代に覚えたりしませんでしたか?
*教科書の改訂に伴い、現在では鎌倉幕府成立年号は「1192年」ではなく「1185年」に変更になり、覚え歌も「いいはこ(1185)つくろう鎌倉幕府」に変化したみたいです。余談でした。

 

こういう語呂合わせ歌や暗記法をmnemonicと言います。
因みに、語頭の m は発音しないので注意してくださいね。

 

英語のmnemonic
では、英語ではどんなmnemonicがあるのか具体的にいくつか見てみましょう。

 

・惑星の順番のmnemonic
日本語でも「水金地火木土天海冥」というように惑星の順番を覚えた方は多いのではないでしょうか?
英語でも、実はこれに似たような言い方があります。

 

まずは英語での惑星の言い方を確認しましょう。
Mercury(マーキュリー):水星
Venus(ヴィーナス):金星
Earth(アース):地球
Mars(マーズ):火星
Jupiter(ジュピター):木星
Saturn(サターン):土星
Uranus(ユーエナス):天王星
Neptune(ネプチューン):海王星
Pluto(プルートウ):冥王星

 

それぞれの単語の頭文字を取って、下記のような文にして覚えます。
My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pies.
(とても教養のある私の母は、私たちに9つのパイをちょうど出してくれた)
すると、あら不思議!
この頭文字の順番で思い出せば、惑星の順番を正しく言えるようになるわけです。

 

・円周率のmnemonic
円周率の覚え方としては、こんなmnemonicがあります。
下記の文の単語1つ1つの字数を数えると、円周率の数字を表しています。
Yes, I know a number. → 3.1415
May I have a large container of coffee? → 3.1415926

 

数字でそのまま記憶した方が早いような気もしますが…皆さんはどちらが覚えやすいですか?

 

・虹の色のmnemonic
虹の色(red, orange, yellow, green, blue, indigo, violet )のそれぞれの頭文字を取って人名にして覚えるmnemonicです。
Roy G. Biv (ロイ・ジー・ビヴ)

 

日本人だけでなく、英語圏の人たちも暗記には苦労している様子がわかって、興味深いですね。
他にもいろいろな英語版のmnemonicがありますので、ご興味ある方はネットで一度チェックしてみて下さいね。

 

それでは、また。
Knowledge is power. (知識は力)