英会話上達学習法⑦

英文がどんどん読めるようになる勉強法、教えます!

2種類のリーディング勉強法、「精読と多読」ハイブリッド方式!

鎌倉市大船の英会話教室、ユリシーズ英語・英会話で講師をしていますNaokoです。

今日は「リーディングの勉強法」についてお話ししたいと思います。
インターネットが発達したこの時代において、英文が読めると色々な情報を手に入れることが出来て便利ですよね。
でも、「なかなか英文を読むのは苦手で…」という方に、2つのリーディングの方法を併用した効果の高い勉強法をお伝えしたいと思います。

 

1.精読
耳にされたこともあるかもしれませんが、1つ目の勉強法が「精読」です。
精読とは、知らない語彙・文法・文構造・品詞・発音・アクセントなどを辞書や参考書を使い、正確に理解しながら英文を読むことです。

 

つまり、皆さんが学生時代に英語の授業で習った「英文解釈」と同じになります。
「この授業が苦手で英語が嫌いになった」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが。
かく言う私も高校時代は、この英文解釈が苦手でした。

 

しかし、ちゃんと英文を理解するためには、やはり避けては通れないと思います。
残念ながら「何となく分かった」というのは、実は「ちゃんと分かっていない」とイコールなんです。
文法や文構造が分からないと、いつまでも間違った解釈のままになり英語力は伸びません。
大人になってから英語が出来るようになる一番の近道は、やはり「文法」を味方につけることです。
ルールを知らずにやみくもに練習するよりも、一度ルールを覚えて、それから体に叩き込む方が効率はいいですよね?

 

この精読の効果は高いのですが、如何せん時間も労力も掛かり、たくさんの英文を読むのには適していません。
英文は「正確に読む」ことも大切ですが、「たくさん読む」ことも同じく大切です。
「たくさん読む」ためには次にご紹介する2つ目の勉強法を実践し、精読と併用して「ハイブリッド方式」として取り組むのが非常に効果的です。

 

2.多読
その名の通り、ずばり速くたくさん読む勉強法です。
こちらは精読とは違い、辞書で単語を調べたり、参考書を開いたりはしません。
仮に、知らない単語に出会っても、気にせず何となく「こういう意味かな?」と推測しながら読み進めましょう(もちろん、何度も出てくる単語で気になった場合は辞書を使っても構いません)。
また、内容が全部わからなくても大丈夫。

 

「そうは言われても…」と思った方もいるかもしれなせんが、ポイントは「自分の今のレベルより少し易しい教材を選ぶ」ということです。
易しいものとは、文全体の98%以上の単語がわかるレベルのものです。
つまり1ページに200語ある場合、知らない単語が4語以内ということです。
決して無理をする必要はありません。こんな簡単な英文でいいの?と思うくらいの物から始めましょう。

 

多読のメリットは、「英文を読む」ということへの心理的な壁をなくしていかれることと、英文のリズムが身につき読むスピードが上がることです。

 

音読の勧め
上記の2つの勉強法を行うときは、是非とも声に出して英文を読んでみてください。
リスニングの記事でもお話しましたが、黙って勉強していては勿体ない。
音読しながら同時にスピーキングもリスニングも鍛えましょう。

 

それでは、また。
There is no royal road to learning. (学問に王道なし)